サムライブルー、散る

強豪と呼ばれている国は、たぶん何度も、こういう経験をしているのだろうな、と思う。


夜中までTVの前で手に汗握って、それでも、不思議と悔しさがこみあげてこないのは、自分がサッカーに携わっている人間ではないからなのか?
ただただ、気持ちのこもった良いゲームだった。
PK戦のスコアにあまり意味が見出せない。
世界は甘いものじゃない、というメッセージなのかな。


試合後、目を真っ赤にして、レギュラーとサブが肩を抱きあう姿を見て、いいチームだったんだな、と思う。
残念なのは、勝ち上がれなかったことよりも、このチームの試合がもう見られない、ということ。


閉塞感に包まれたこの国の人たちに、夢を見させてくれた23人とスタッフには感謝したい。


あらためて思う。
フットボールは面白い。


サムライブルーは散ったけれど
祭りは、まだまだ続く・・・