桐蔭、Aシードの誇り

清水良枝さんのコラムに桐蔭学園の準決勝、大阪朝高戦の笛を吹いた麻生レフリーのコメントが載っていた。
「3年間、ラグビーを続けてくれてありがとう、そう思いながら今日はグラウンドへ入りました。彼らがこれからもどこかで続けてくれるといいな、そう願っています。この試合を担当できたことに、そして素晴らしい時間を共に過ごせたことを感謝しています。」
なんて美しい日本語なんだろう。


軽量FWが強調された今年の桐蔭。
保土ヶ谷や秋葉台で見る彼らは、母校の生徒と較べてしまうせいか、どう見ても大学生だったが。
TVの画面の中で東福岡と並んだ彼らは、たしかに細く見えなくもない。


31−5。
でもナイスゲームだ。
持てる力をすべて出したというコメントは正直なところだろう。
前半の前半、何とか食らいついたが、今年のヒガシ相手にあれを60分間続けるのは高校生にはムリ。


県予選は危なげなかったものの、いま一つぱっとしない出来で、「Aシード、大丈夫か?」と思ったが、同等もしくは格上のチームを相手にした時にほんとうの力を出すね、このチームは。
2年生が主力で活躍した次の年って意外と期待はずれだったりするけど、桐蔭の2年生BKはモノが違う。来年はもっと強くなるだろう。


神奈川のチームが花園に出るにはこのチームを倒さなくてはならない。
母校はファーストジャージが紺だから、桐蔭とやるときはセカンドジャージだな・・・
なんて心配をする前に、
部員15人揃えないと。


桜の季節が待ち遠しい。