さくら舞い散る中に・・・

夕方からいつもの県立公園で17km走る。
暑い。
もう初夏。
汗だくなのはVAAMのせいだけではない。


ふだんは人もまばらなこの時間、園内は花見客で大賑わい。
コース上で写真を撮っている人も多く、邪魔しないようにしていたおかげで、ステップやスワーブの練習になった。
今年のさくらの前でポーズとってるその人の時間はもう帰ってこないんだから、汗だくのおやぢが写ってちゃ悪いでしょ。


しかし日本人はさくらが好きだ。
ああやって騒いでいるけど、けして昼間から飲める口実としてではなく、心のなかでは儚く散るさまに魅かれているはず。
キチンとゴミを持ちかえる人たちの幸せそうな顔を見てそう思った。


1時間以上も走っていると、ビニールシートに座りこむスタンダードなスタイルではなく、静かに二人で歩いているカップルを数多く目にする。
いちばん印象的だったのは、舞い散るはなびらをキャッチしようと必死な鶴田真由似の女子とそれを見守る優しげ彼氏。
心拍数気にしながら走っているおやぢにチェックされてるとも知らずに。
でも、あの2人は長続きしそうな気がする。
はなびら、キャッチできたのかな。


 ♪そっと僕の肩に舞いおちたひとひらの花びら
  手に取り目をつむれば君が傍にいる♪


そんな歌詞を思い出しながら家につくと
汗だくのおでこにひとひらの花びらが・・・


 ♪散りゆく花びらは語らない♪