公開抽選の意味は?

ラグビー大学選手権の組み合わせが決まった。
またか。
まずいぞ、これは。
昨年、鳴り物入りで始まった公開抽選会。
あちこちで批判は耳にするが、誰も褒めてない。大会を盛り上げるために強豪をバランスよく振り分けても不公平だなんて誰も言わないと思うが。最強の4チームが準決勝に出て、最強の2チームで優勝を決めるトーナメントが望ましいという至極まっとうな声は届かない。
関東学院は2年連続の大惨事。関東学院×帝京は1回線屈指の好カード、なんてのんきなこと言ってる場合じゃない。早稲田、帝京、関東学院、このうち2つのチームが年を越せない。(帝京は4位になんかなるから自業自得か)
そして1回戦で同一リーグの対戦が8試合中3試合。普段は見られないカードが見れるのが全国大会のいいところなのに。
シードを6〜8チームにするとか、同一リーグはあらかじめ山を振り分けるとかするべし。この組み合わせ、いちばん盛り上がるのは12月27日、秩父宮の2回戦ってことにならないか?
ラグビー協会は5万人が詰めかける1月2日の国立競技場と数百人が集まる新橋駅前の抽選会場のどちらを盛り上げたいのか?
解せんなあ。
しかし、強豪同士当たってしまったチームのキャプテンは
「優勝するためには、どこかで倒さなければいけない相手」と言い、
同一リーグ同士で対戦することになったチームのキャプテンは
「リーグ戦の借りを返すチャンス。ありがたい。」とか
えらくポジティブなコメント。
スポーツマンはやっぱりこうでないと。
口うるさいおやぢは、静かにしています。