四千年の知恵

中島たい子「漢方小説」(集英社)を読み返す。
原因不明の胃痛に悩む独身女性が、漢方治療をきっかけに自分を取り戻していく話。
漢方のようにじんわりと効いて、腰の痛みが和らぐんじゃないかと淡い期待をしつつ・・・
結論。読書で腰痛は治らない。



「何も問題がないという人はいませんよ。体は常に変化してますし」
「変化ですか。病気は?」
「自分が生み出す変化ですから。自分の一部でもあるわけです」


体調がベストではない時に読むのがオススメ。
漢方医の言葉がスッと入ってくる。自分が患者になったかのよう。


弱ってる風を装っているけど、会社帰りにプールで30分歩いて1キロ泳いできたんだ、実は。
なんだかんだ言っても、心とカラダのバランスをとるには、運動が一番。