女子日本代表対女子香港代表

昨日、秩父宮で日本代表が香港代表を破り、7大会連続のワールドカップ出場をきめた試合に先立って12時から行われた女子日本代表対女子香港代表。
女子日本代表は17−0で完勝。
3本のトライはすべて意図されたもの。とくに後半開始早々の2本目は見ている人にラグビーの素晴らしさを感じさせる美しいトライ。

グラウンドを広く使おうとする展開志向、忠実なバッキングアップ、密集でのFWの献身など好感のもてるチーム。
まだ強化の方向がはっきりと見えないなかで、目の前のゲームに全力に取り組む彼女たちの姿勢にはパイオニアの矜持が感じられる。
出場した選手にとって、秩父宮で海外の代表チームに勝った経験は小さいものではないだろう。
今回はメンバー発表が試合直前だったが、キチンと準備したらもっといい試合ができるはず。

中高の後輩(といっても歳が2周りも離れてて面識はないけど)ということもあって注目している鈴木彩香はいつものSOではなくCTBとして登場。バイスキャプテンとしてチームの先頭に立ち、パス、ランに非凡なものを感じさせた。あとはキックだな。


男子の試合中バックスタンドでSOの横山里菜子に遭遇。
携帯片手にはぐれた仲間を探しているところ。
試合ではあんなに切れ味鋭かったのに素顔はどことなくボケキャラ。
昔も今も、男子も女子も、ラグビー部員ってどうしてこういう子が多いのか?


釜利谷クラブの子供たちのかわいい声援が、初夏の秩父宮の空気にとてもマッチしていた。カントーと女子の試合には欠かせないアイテム。