City Marathons

「シティ・マラソンズ」（文藝春秋）を読む。
三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵が、久しぶりに走る人、昔走っていたけどいまは走っていない人、いままで走ったことはないけど走り始めた人を描いている。舞台はニューヨーク、東京、パリ。
走る、というプリミーティブな行動は、むしろ走り続けていない人を通したほうが描きやすいのかもしれない。

プロの物書きなんだからといってしまえばそれまでだけど、おそらくばりばりの体育会系ではない人（確認はしてないけどたぶん３人ともそうだよね）の書く文章から走ることの苦しさや喜びが伝わってくるというのは不思議な感覚。

なにかに真剣に打ち込めば打ち込むほど、ひとはひとりになっていく。
だれかにもたれかからず、決めた道を一人で行くしかない。

う〜む。

・・・

この本を読んだからということではないのだけれど、最近、自分の意志でトレーニング出来ることに対して感謝の念が少しづつ薄れているような気がする。
少し、反省･･･