Let's Go ! SENDAI

Jリーグが再開。
雨の等々力、川崎フロンターレベガルタ仙台の中継を観る。
元々このゲームを観る予定だったが、被災した鹿島、仙台を応援したかった、というザック監督。
日本人の心がわかっていらっしゃる。


マルキーニョスの退団について聞かれ「ひとりに頼るようなサッカーはしていない。意志のある者たちの団結力で勝つ」と言い切る手倉森監督。男前。


選手がピッチに現れたとき目頭を押さえる仙台サポーターの姿に涙。
地元で応援する人たちも今日を待ち望んでいたのだと思う。


前半、まだライトブルーが似合わない山瀬の活躍もあってリードした川崎。
リードされながらも、ルーズボールに激しく働きかける仙台の選手に、このゲームに賭ける思いの強さを見る。


後半、中村憲剛にボールが入らず、ポゼッションをとりながらもゲームが組み立てられない川崎。押し込まれる場面が多く、なかなかチャンスが作れない仙台。コンディションの悪さもあって、両チームともフラストレーションがたまる展開。
大田の足をつりながらの同店ゴール、鎌田の逆転ヘッドは、アウェイ席を埋めた2500人のサポーターと地元で応援している人たちの気持ちを乗せた価値ある2点。


武蔵小杉の駅前で募金活動を行い、被災地の子どもたちに算数のドリルをプレゼントしたフロンターレの選手たち。
「勝ち点3」のプレゼントは想定外だったか。


チャンスに響き渡る「Let's Go SENDAI」コール。
劣勢の試合にも、途切れることのなかった仙台サポーターの声援。
勇気をもらったのは、ベガルタの選手か、応援した人たちか。
多分、両方。やっぱり、いいな、スポーツのチカラ。