なでしこ予選突破
なでしこJAPANが決勝トーナメント進出を決める。
ゴールを決めた選手は「ボールが良かったので、当てるだけだった」と言い、アシストした選手は「いいところにいてくれたので、私は蹴るだけでした」と言う。
う〜ん、大和撫子。
初戦とはうってかわって、なでしこらしさ全開。
4点取っての完封勝ち。
キャプテンのハットトリック。
これ以上ないHappyな結末なのに、10番の得点シーンの再生映像に涙腺が緩むのはなんでだろう?
数年後、女子サッカーがもっとメジャーになって、岩渕さんとかが大活躍しているのを見た若い人が「日本にもこんなすごい選手が現れたんだな」なんて言おうもんなら、「日本がはじめてW杯で優勝したときのキャプテンはメキシコ相手にハットトリック決めたんだよ」って教えてあげよう。
頂上まで、あと4試合。
ケガを乗り越えた人たち
野球部の4番とともに、どうもここのところパっとしない贔屓チームの応援に東京ドームへ。
BallParkには、いい歳をしたおっさんを少年に変えてしまう魔力がある。
2本のホームランを追いながら「おおっ、おおっ、おお〜っ」と無邪気にはしゃいでしまう。
ケガを乗り越えた由伸とサブローの復活劇にちょっと感動。
あのまま2−1で終わっていたら、Happyな記事になってたのに。
終盤、もつれにもつれたゲームは、個人的にはいちばん負けたくないチームに逆転されて追いつけないという最悪の結末。
試合終了後、出口に向かいながらもいまだ興奮さめやらぬ口調で、ああでもないこうでもないとまくしたてるおっさん2人の後ろを歩いてたYGマークのキャップをかぶった小学生らしき男の子が、お父さんに一言。
「負けちゃったけど、いい試合だったね。」
う〜ん、野球が好きな子に悪い子はいないね。
ブログ上で野球観戦に行く、と口をすべらせたら、ジャイアンツファンの人たちから(なぜかタイガースファンからも)「今日負けたらあなたのせい」的な猛烈なプレッシャーをかけられる。
会社帰りのサラリーマンのナイター観戦にしては、ずいぶん重たいものを背負わされた気がする。
8月のカープ戦は、だまってこっそり行くことにしよう。
やっぱ、野球って面白いな。
ちょっとhardなweekend
金曜日は何があっても定時で上がる予定。
梅雨空のような状態の贔屓チームに「喝」を入れるべく東京ドームへ。
G×D戦終了後、速攻帰宅し、なでしこJAPANの応援。
翌日、午前中から平塚のビーチパークへ。
(合間をぬってたぶん「海風」の更新)
金曜日の18時、主審がプレーボールを宣告した瞬間から濃密な24時間が始まる。
こういう時のために、普段から無駄に鍛えているんだけど。
でも、まぁ、総会の後でよかったよ。
W杯は心臓に悪い
なでしこジャパンの初戦。
予選リーグB組では、ランキング最上位とはいえ、突破が簡単ではないことは、専門家のみなさんが言ってるんだからそうなんだろう。
で、そのとおりの展開。
気温30℃。日本とは違うタイプの芝。長身FWめがけて、ぼんぼん放り込まれるロングボール。
実況の鳥海アナが何度も「らしくない」という言葉を使っていた。
ポゼッションでは圧倒してるのに、心臓に悪い展開。
格下相手とはいえ、勝ち点3を獲るのは難しいんだな。
次の試合まで、中3日。厳しいなぁ。
でも、湯郷ベルの宮間あやさんのフリーキックは100点。
そして試合後の「あのFKはみんなでとったものなので大事にしました」というコメントは120点。
第2戦も頼みますよ。
・・・
試合後、気温30℃のなか90分走り切った選手たちが、クールダウンもあと回しにして「Thank You For Your Support」と書かれた横断幕を持ちグラウンドを一周する姿を、永田町のおっさんたちは目に焼き付けてくれただろうか。
夢に挑む人
月曜日に放送された「アスリ−トの魂 〜サッカーW杯 夢のメダルをめざして 澤穂希となでしこジャパン〜」を見る。
おそらく若手に言いたいことは山ほどあるのだろうけど、自分の背中を見てついてきてくれればいいと、さらっと言うところに逆に思いの強さを感じてしまう。
常に自分のプレースタイルを貫き通した彼女らしいやり方。
穂希姉さん、男前です。
18年前、初めて代表に選ばれたとき、世界ランク4位のチームとして夢ではなく目標として世界一を目指す日がくることを澤さんは想像していたんだろうか。
何度も挑み続けてはね返されてきた彼女が、「世界一になるためのメンバー」と言う今大会。
応援せねば。
この番組は何度か見たことあるけど、今回の特集はメインタイトル「アスリートの魂」に、いちばん相応しかった気がする。
月曜日に見ていれば、この1週間のトレーニングの質がもっと向上していたかもしれない。(苦笑)